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今話題の権利者団体「Culture First」の提言の背景を調べてみた

今、JASRACを含む、映像、音楽の著作権団体「Culture First」の提言が物議をかもしています。

音楽や映像の権利者団体など85団体が構成する「Culture First」は14日、著作物の複製に対する新たな補償金制度の創設についての提言を発表した。

新たな補償金制度創設に係る提言
提言の内容は、「補償の対象は私的複製に供される複製機能とする」「新たな補償の支払い義務者は複製機能を提供する事業者とする」という2点。

現行制度では、政令で指定された録音・録画用の機器や媒体のみが補償金制度の対象となっているが、提言では機器や媒体、サービスの別を問わず、私的複製に供される「複製機能」を補償の対象とすることを求めている。

―― 「複製機能」を私的録音録画補償金の対象に、権利者団体が提言 -INTERNET Watch より

簡単に言うと、パソコンやハードディスクなどの製品は簡単に著作物をコピーできてしまうから、それらの製品の価格に補償金を上乗せしたいという話です。

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補償金の必要性

著作物をちゃんと購入している消費者は2重の徴収になりますし、私的複製を全く行なっていない場合も製品に補償金を上乗せされてしまうような話ですから、どう考えても不平等な提言です。

現時点では、パソコンやHDDレコーダーが補償金の対象になるのではないかと言われています。

これだけでもひどい話ですが、なんでこんな話が出てきたのか、どういう発想からこんな提言を始めたのか気になったので調べてみました。

すると、とんでもないような情報を見つけてしまいました。

Culture First 自らが紹介する海外の事例

Culture First/カルチャーファースト ~はじめに文化ありき~

今回の提言の根源を探ろうとCulture First の公式ホームページを訪れてみたところ、過去に今回のような補償金の事例としてオランダの話をニュースとして掲載していました。

【オランダ】パソコン、スマートフォン、タブレット等が新たに補償金の対象に
先月末、オランダ司法長官は、オランダにおける私的複製補償金にかかる政令を発表しました。来年1月1日以降、新たにパソコン、ラップトップパソコン、外付けハードディスク、ハードディスクレコーダー、MP3機能付スマートフォン/電話、タブレット、オーディオ/ビデオプレイヤーが補償金の対象となります。
―― Culture First /カルチャーファースト:ニュース&トピックス より

パソコンやハードディスクレコーダーが補償金の対象……。

今回の提言ともろかぶりじゃないですか!

スマホもタブレットも補償金の対象!? なんだこれは?

Culture First のホームページで過去に紹介されているということは、今回の提言はこのオランダの事例を参考にしている可能性が高いんじゃないでしょうか?

もし、今回の Culture First の提言がオランダの事例に習うとするならば、以下のものが補償金の対象になることになります。

CD-R
DVD-R
外付けハードディスク
タブレット
mp3機能付きスマートフォン/電話
パソコン
ラップトップパソコン
オーディオ/ビデオプレーヤー(mp3/mp4)
ハードディスクレコーダー/セットトップボックス

(;・∀・) えー? これ全部、ウチにあるんですが……。

現時点では、具体的にどのような機器やサービスが対象となるのかについてはこれから議論ということらしいですが、色々と不安でいっぱいです。

Culture First の提言が今後どうなるかは分かりませんが、最悪の結果にならないよう祈るばかりです。