発達障害者の転職活動の参考になりそうな情報のまとめ

2019年6月11日発達障害ビジネス,仕事,発達障害,転職

著者: 今井 阿見

私が以前、大手企業に正社員で勤めていた頃は職場や上司に発達障害に関する知識はなく、支援・ケアする制度や体制は整っていませんでした。

ここ数年で世間の「大人の発達障害」に関する認識が高まり、ADHDやASDなどを抱える発達障害者をどのように社会で活躍させるのかに関心が集まっています。

とは言うものの、大人の発達障害者に対する就職活動支援は足りていないのが現状です。支援を期待できない発達障害者は自力で社会への参加を試みなくてはなりません。

今回は大人の発達障害者が就職・転職活動する上で役に立ちそうな情報をまとめてみました。当事者の参考になれば幸いです。

発達障害者の就職・転職活動向けの情報のまとめ

発達障害者向けの就職支援

厚生労働省の発達障害者向け就職支援

発達障害者の就労支援 |厚生労働省

まずは、厚生労働省の発達障害者向けの就労支援ページを見てみましょう。

職業紹介や職業相談、能力開発など色々とやっています。

就労移行支援の情報

最近増えつつある、就労移行支援事業所の利用を検討してみましょう。利用にあたって障害者手帳の取得が必要になる可能性があります。

各発達障害者向けの就労移行支援の特徴部分を引用で抜き出しリンクで紹介します。基本的に都市部での支援が主で、地方での発達障害者向けの支援はまだ足りていないのが現状です。

キズキビジネスカレッジ(東京都新宿区)は、鬱病や発達障害のある人が、一般企業への就職やフリーランス職としての自立を目指すための学校だ。

鬱病や発達障害は日常生活に困難があると判断された場合、公的な福祉の対象となる。キズキビジネスカレッジの事業もこれに基づき「就労移行支援事業所」として事業を行う。障害福祉サービスのため、利用は市区町村に利用申請をし、支援の必要があると認められた人に限られる。

鬱病や発達障害の就労支援 大人の引きこもり対策にも – 産経ニュース

Gftd Works(ギフテッドワークス)とは…

大人の発達障害者を対象とし、『プログラミング』と『デザイン』に特化した独自のカリキュラムと就労機会を提供している、日本初の就労移行支援施設です。

プログラマーやデザイナーとして世界で活躍できるスキルを学び、経済的な自立、精神的な自律を目指し、あなたにあった理想の働き方を見つける場所です。

あなたの特性を把握して、自らで進むべき方向性を定める場です。

大人の発達障害者のためのプログラミング、デザインで働く経験が積める施設 : GFTD WORKS(ギフテッドワークス)

【在宅就労支援について】
IT系企業を中心に、企業全体で「テレワーク」「リモートワーク」と呼ばれる、時間や場所を選ばない働き方が普及してきています。発達障害や精神障害をお持ちの方の中には、いろいろな理由で人混みが苦手だったり、外出が難しい方もいらっしゃいます。通勤を伴うような就労ですとハードルが高い場合でも、在宅での仕事であれば十分に力を発揮できる方も多くいらっしゃますので、フロンティアリンクキャリアセンターでは、在宅での就労を希望する方のための専用のプログラムを用意しています。

在宅就労支援について | 就労移行支援事業所 フロンティアリンク キャリアセンター

これらの就労移行支援以外もありますので、まずは自分の所在地から通える就労移行支援を探してみましょう。

発達障害者の就職・転職活動成功例など

発達障害者がすんなりと就職することは難しいです。また就職後の職場環境が合わない場合も当然あります。何度か転職を繰り返して自分に最適な場所を見つける人もいます。参考にしてみましょう。

ADHDを抱えながらも大企業から内定を貰った学生の就活体験談

発達障害で躁うつ病の26歳が、転職の末に「自分の仕事」を見つけるまで | bizSPA!フレッシュ

転職4回で年収2倍の精神障害&発達障害者による就職・転職成功の方程式(前編) – 発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

発達障害で6社も転職した38歳、最終的に行き着いた働き方とは? | 日刊SPA!

発達障害者向け就職関連情報

発達障害を抱える人が知っておくと役立つ情報をまとめています。

発達障害などの方が力を発揮しやすい業務 – マイナーリーグ

「ASDのある方向け就職活動テクニック(面接編)」|働くチカラWEB

仕事がうまくいっているASD(旧アスペルガー症候群)のある方の特徴とは|働くチカラWEB

アスペルガー症候群の問題。就職を成功させるために知らなければならないこと | WORLD COMPASS

発達障害グレーゾーンの当事者が語る、適職の見つけ方/俵谷龍佑 | スタディウォーカー

会社に就職しないという選択肢

漫画家やイラストレーター、プログラマーなど会社に就職せずフリーランス(自由業)として生活するという選択肢もあります。能力がある人は検討してみてはいかがでしょうか。

【発達障害】転職を繰り返したADHDの私がフリーランスになった、たった一つの理由|【ゆるたぬ】

発達障害の僕が、月収45万円を稼ぐフリーランスになれた理由 | THE LANCER(ザ・ランサー)

28歳で発達障害だと気づいた絵本作家の苦悩「あだ名はロボットでした」 (2019年1月27日) – エキサイトニュース

実は発達障害だった?ADHDの特性を活かしていた国民的漫画家2人 – ライブドアニュース

発達障害者が抱える問題は千差万別

以上が、大人の発達障害者が就職・転職活動する上で役に立ちそうな情報のまとめです。面白そうな情報があれば順次追加します。

発達障害者の全てが自分の特技があったり得意分野を見つけられているわけではありません。他人の成功例やノウハウが自分に当てはまらない可能性も十分にあります。

やはり自分の境遇とよく似た人のノウハウが一番役立つと思うので、今回のまとめが役に立ちそうにない場合は、自己分析をし、似たような問題を抱えていた人が記事を書いていないか検索エンジンで探してみるのが良いでしょう。

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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