PS3,PS4 などのHDMI映像をHDCPを回避して録画する方法

2015年6月19日動画制作HDCP,HDMI,PS3,PS4,SONY,ガジェット,ゲーム,動画,録画

著者: 今井 阿見

PS3のゲーム映像をHDMIで録画しようとするとHDCPというコピーガード技術によって録画することが出来ないようになっています。

PS4 はシェア機能によってゲーム映像を録画出来るようになりましたが、録画できるムービーは最長15分間という制限もあり、長時間の録画には向いていません。

PS4 にはHDCPを解除する方法もありますが、デフォルトで無効になっていて、切り替える手間があります。

PS3,PS4 などのゲーム映像の録画を他の家庭用ゲーム機と同じように自由に録画したい場合は、HDCPを回避して録画・キャプチャするしかありません。その方法を解説します。

PS3,PS4などのHDMI映像をHDCPを回避して録画

AVerMedia ゲームレコーダーHD II AVT-C285 プレイをかんたん録画 実況音声の追加や編集、YouTubeへのアップロードもできる 日本正規代理店品 DV364 AVT-C285

私は普段こちらのキャプチャ機器を使ってゲームの映像を録画しています。『AVT-C285』は、簡単にゲーム実況動画を作成できますし、パソコンを使うことなくYouTubeに動画をアップロードすることができるので、とてもおすすめな機材です。

このキャプチャ機器の詳細が知りたい人はこちらの記事をご確認下さい。

便利なキャプチャ機器ですが、PS3(PS4)をHDMIで録画する場合は、HDCPによる暗号化が働いてしまい録画はできません。

PS3(PS4)の映像をHDMIで録画するにはHDCPをスルーする工夫が必要になります。

HDCP解除が可能なHDMIスプリッタを使う

AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力 同時出力 Nintendo Switch 動作確認済 HDCP Ver 1.4 結束バンド付き

私はHDMIのコピーガードを回避するためにHDMI分離器(スプリッタ)を利用しています。

ps3-ps4-hdmi-recording-0003

私が持っているHDMIスプリッタはそんなに大きくないので場所をとりません。小さいのでおすすめです。

ps3-ps4-hdmi-recording-0006

このスプリッタをPS3(PS4)とキャプチャ機器の間に入れることによってコピーガードが解除されます。

録画の際は「PS3(PS4)→HDMIスプリッタ→キャプチャ機器」という形でつなぐことになります。

元々、このHDMIスプリッターはコピーガードを解除することが目的の商品ではありません。HDMIを分配することが目的の製品ですが、なぜかHDCPが解除されます。便利ですね。

このスプリッタにはHDMIケーブルは付属していません。そのため、HDMIケーブルが足り無くなる場合は、ケーブルを追加で購入する必要があります。長さは必要ないと思うので短いケーブルで十分でしょう。

Amazonベーシック ハイスピード HDMIケーブル – 1.8m (タイプAオス – タイプAオス)

こちらが実際にHDCPを解除し、PS3のホーム画面をHDMIで録画した映像です。HDMIの映像を問題なくキャプチャできています。

今回紹介したHDMIスプリッタは人気の商品ですが、偽物も出回っているようでして、買う時には注意が必要です。Amazonのカスタマーレビュー欄を見れば偽物を掴まずに済む方法が色々書いてありますので、あらかじめ出品者などを確認して購入して下さい。

画質などにこだわらなければPS3は楽に録画できる

PS4はコンポジット・D端子使用不可でHDMIでしか映像を出力できませんが、PS3 はHDMI以外にもコンポーネント、D端子、コンポジットでの映像の出力が可能です。

PS3の場合はHDMIにこだわらなければ、コピーガード(HDCP)のかかっていない他のビデオ出力で録画するのもありだと思います。

PS3の映像を録画する際は、HDMIスプリッタでHDCPを解除するか、別のビデオ端子を使用するか、お好みでお選び下さい。

この記事を書いた人

著者(今井阿見)画像

今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

このブログ記事を気に入ったら著者(今井阿見)を応援して下さい! 励みになります!

著者Twitterアカウント 著者YouTube