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ゲーム機の電源を入れるのが面倒くさい

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僕の世代だと、コンピュータゲームというのは専ら、男の子の遊びだった。
僕の田舎、新潟県長岡市の小さな書店では、コンピュータ雑誌やゲーム雑誌は「男性娯楽」というコーナーにいかがわしい本や自動車やバイクの本に混じってひっそりと売られていた。

クラスでゲームの話ができる女子なんて皆無だった。
僕は学年のほぼ全ての女子と会話したことがあるが、ゲームの話なんて一度もしたことがない。
仮に知っていたとしても、それはお兄さんや弟、ようするに男兄弟が遊ぶのを見ていたり、一緒に遊んだりして知っている、程度のものでしかない。

ところが時は流れ、いまは女性が当たり前のようにゲームを欲する時代なのだ。

考えてみれば、女性は携帯電話が好きですし、常に電源を入れた状態で持ち歩いています。携帯電話は女性のライフスタイルに組み込まれています。一方、今までのゲーム機は女性のライフスタイルには組み込まれていなかった。

女性が触るコンピュータとしての携帯電話。携帯電話のゲームは暇つぶしやコミュニケーションという形で女性のライフスタイルにうまく入っていけたのでしょう。

ゲーム機はライフスタイルの中にない

今、考えてみれば、テレビゲーム機というのは多くの人のライフスタイルにはないんですよね、あくまでも趣味です。携帯電話は必需品になっていますが。

多くの携帯電話の電源は常に入っています。テレビゲーム機の電源は必要なときにしか入りません。

ここでもう既に差が出来ている。ゲームを遊び始めるための気軽さが段違いになっている。ゲームを遊ぶなら専用機だけだった昔とは違います。だからライトユーザー層は携帯電話にとられる。

いくらゲーム専用機で「遊びやすいゲーム」を作っても、電源を入れてもらえなければ駄目。電源を入れるのがだるいと思われたら負けなんです。

あれほど好きだったファーストパーソンシューターも、今の僕は起動するのが億劫だ。
もちろんひとたび起動すれば、めちゃくちゃ興奮するような面白いことだらけだというのは知っている。
けれども、そこにたどり着く最初の一歩が面倒くさくなってしまった。
それはあまりにもその先の世界、その先の快感というものを知りすぎてしまったからなのかもしれない。
Girl wants a game 女の子とゲーム – UEI shi3zの日記より

ゲーム業界が生き残るには電源を入れるのが面倒くさくないゲーム機を作る必要がありますかね。任天堂やソニーのことなので、次の一手は既に打っていると思いますが。

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