画像や動画を遅延読込みできるWordPressプラグイン「a3 Lazy Load」
WordPressでブログを運営している人の中には「自分のブログの表示が遅い」といった悩んでいる方もいるかも知れません。回線の安定しないモバイル端末の普及で「ページの表示スピード」はさらに重要視されるようになりました。
ページの読み込み速度に大きな影響を与えるのが、ブログで使われている画像や動画です。文字だけのブログなら表示は早いですが、ブログ記事で写真や動画を扱っているなら、それらがページの表示速度を遅らせる原因になります。
今回はブログで写真や動画などを扱っている人向けに、画像や動画などを遅延読み込みできるWordPressプラグイン「a3 Lazy Load」を紹介します。
画像や動画を遅延読み込みできるWPプラグイン
a3 Lazy Load – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
WordPressプラグイン「a3 Lazy Load」は、ブログ内で使用する画像、YouTubeやvimeoなどから貼り付けた埋め込み動画、記事に埋め込んだGoogleマップなどを遅延読み込みしてくれるWordPressプラグインです。
遅延読み込みの対象にするコンテンツはプラグインの設定画面から選択できます。画像の読み込み遅延ができるWordPressプラグインは数多くありますが、動画の読み込み遅延までしてくれるプラグインは少ないので便利です。
画像や動画が与えている悪影響を把握する
プラグインをインストールする前に、まず自分のブログで使われている画像や動画がどのぐらいページの読み込み速度に悪影響を与えているか把握しておきましょう。
ブログのページの読込み速度を測る指標として有名なのがグーグルの提供している「PageSpeed Insights」です。この数値(スコア)を改善することがブログの読者やSEOにとっても良いことになります。
画像や動画を使ってるページの速度を測る
「PageSpeed Insights」で自分のブログで写真や動画を使ってるページの速度を測ってみましょう。
こちらの画像は「a3 Lazy Load」導入前の私のブログのYouTubeの動画を貼り付けている映画のレビュー記事の「PageSpeed Insights」でのスコアです。
やはりYouTubeの動画が読み込み速度に影響を与えており他のページよりもスコアはよくありません。こういったページは「a3 Lazy Load」プラグインを使えば改善を見込めます。
プラグインを使用し読み込み速度を改善する
「a3 Lazy Load」をWordPressブログにインストールした後、「a3 Lazy Load」の設定画面で「Lazy Load Videos and iframes」の「Video and iframes」をオンにすることで動画の遅延読み込みが有効化されます。
先程「PageSpeed Insights」でのスコアが良くなかった映画のレビュー記事を再び測定。45だったスコアが99に大幅改善されました。記事内でYouTubeの動画を貼り付けていても遅延読み込みによって評価が大きく変わります。
「a3 Lazy Load」は動画だけでなく、画像やiframeで埋め込んでいるコンテンツなどを高速化してくれるので、文字以外のコンテンツをブログでよく使っているなら大幅な高速化が見込めます。
ブログで画像や動画、Googleマップなどの文字以外のコンテンツを多用している人は、遅延読み込みによってスコアがどれだけ改善するか試してみましょう。
ブログを高速化したいなら遅延読み込みを活用しよう
「a3 Lazy Load」は導入するだけで簡単に遅延読み込みが使えるようになります。ブログの読み込み速度を改善すれば、読者のためにもなりますしSEOにも有効です。
ページの表示速度の改善はSEOに効果があるとGoogle自体が明言しています。あなたのブログの「PageSpeed Insights」の評価が悪いなら改善の必要があるかもしれません。
「a3 Lazy Load」はプラグインを導入するだけで画像や動画の遅延読み込みが可能になる素晴らしいプラグインなので、是非導入を検討してみてください。