HDMI端子の映像がブツブツ途切れる原因はコレだった!

2020年10月3日日記HDCP,HDMI,ゲーム,テレビ,トラブル,ノウハウ,不具合

著者: 今井 阿見

あなたはテレビやディスプレイ、PCモニターなどでHDMI端子を利用していますか? 最新のゲーム機やHDDレコーダー、ChromecastやFire TVなどのメディアストリーミング用デバイスを使う時にHDMI端子は必要になります。

私はNintendo SwitchやPlayStation、Fire TVを持っているのでHDMI端子の利用は必須です。しかし、最近になってHDMIケーブルを通して画面に映し出される映像がブツブツ途切れたり、ノイズが入ったりするようになりました。

最初は映像がおかしくなる原因が端子かケーブルのせいか機器のせいなのか分かりませんでしたが、ある装置を買い替えただけで直ってしまいました。私の環境でHDMIの映像がブツブツ途切れていた原因を書き残しておきます。

HDMI端子の映像が途切れる原因は電力だった!

私が使っているモニター(ディスプレイ)にはHDMIの入力ポートが2つしかありません。HDMIで繋げたい端末は4つあるので端子の数が足りていません。

なので、HDMIセレクターを使って用途に応じてスイッチでHDMIを切り替え、機器とモニターを接続していました。

さらにHDMIセレクターだけでなくHDMIのキャプチャーデバイス、HDMIの分配器も直列に繋げていました。

図で表すとこんな感じです。接続する機器とモニターの間に複数の装置を入れて、それぞれをケーブルで繋げている状態でした。

つまり、映像情報が出力される機器(ゲーム機など)から実際に映像が映し出される画面(モニター)まで複数の機器とケーブルを経由します。なので直接ケーブルで繋がっていない状態です。複数の装置が間に入っていました。

「HDMI分配器」と「キャプチャー機器」は比較的新しいものを使っていましたが、HDMIセレクター(切替器)は2008年2月頃に発売が開始された電源不要のHDMIセレクター「RM-HDP5101」を長い間使ってきました。

電源不要のHDMIセレクターなので、コンセントやUSBからの電力供給を必要とせず非常に便利で重宝していました。

しかし、HDMIの映像が映らなくなる原因を調べる過程で電源不要のHDMIセレクターには落とし穴があることを知りました。それは切り替え機を正常に動作させるには十分な電力供給が必要だということです。

HDMIケーブルは映像の伝達だけでなく電力供給も行えます。電源不要のHDMIセレクターはHDMIケーブルからの給電によって動作しています。

なので、電源不要のHDMIセレクターは特定の機器で電力が不足した時に映像が映らなくなったり、ノイズが発生したりするようになります。

例えば、2016年以降に発売されているPS4はHDMIからの供給電力が少ないため、HDMIの切替器を正常に動作させるのが難しくなることが分かっています。また、PS4以外にも十分な電力供給を行わない機器は存在します。

つまり、電源不要のHDMIセレクターは繋げる機器によっては安定して動作しない可能性があるということです。

私の環境でHDMIの映像が乱れる原因が分かりました。元々使っているHDMIセレクターは古かったので、これを機会に新しいものに買い換えることにしました。

グリーンハウス 4K対応HDMIセレクタ 4入力1出力 手動切替モデル リモコン付 PS4/Nintendo Switch動作確認済 GH-HSWG4-BK

購入したのは グリーンハウス 4K対応HDMIセレクタ GH-HSWG4-BK です。コンセントからの電源供給が可能なので、電源不要の切替器と比べるとHDMIケーブルからの給電が不十分でも安定して動作します。

実際に古いHDMIセレクターから新しいHDMIセレクターに交換すると映像が途切れたり乱れたりすることは無くなりました。映像出力は安定したので原因はHDMIセレクターの電力不足で確定しました。

映像が時々乱れるときは電力不足を疑おう

私の場合、電源不要のHDMIセレクターが映像が乱れる原因でしたが、HDMIケーブルを繋げる機器はセレクターだけとは限りません。分配器やハブなど、電源不要の機器は他にもあります。

電源不要の機器はコンセントやUSBケーブルからの電力供給が要らないので一見便利ですが、HDMIケーブルからの給電が不十分になると映像が乱れたり途切れたり映らなくなったりします。

もし電源不要のHDMI接続機器を使用していて、映像がおかしくなるようなら電力不足を疑ってみると良いでしょう。

HDMI端子を不具合なしに快適に使おう

私の環境でHDMIの映像がブツブツ途切れる原因は電力不足でした! 私と同様にセレクターや分配器、キャプチャー機器を使用してHDMIケーブルの映像を画面に映していて、映像表示がおかしくなる人は参考にしてみて下さい。

HDMI端子を使用する端末はゲーム機、プロジェクター、デジタルビデオカメラ、ブルーレイプレイヤー、HDDレコーダー、ChromecastやFire TV,Apple TVなどのメディアストリーミング用デバイスなど数多くあります。

それらとテレビやモニターを繋ぐケーブルやセレクター、分配器などが古くなっていれば、それが原因で映像がまともに出力されなくなる可能性があります。映像が跡切れ跡切れになるなら画面出力の環境を見直してみましょう。

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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