Google が Google+ を自画自賛する前にやるべきこと
先日、Googleのホロウィッツ氏がFacebookを「金儲け優先」であると非難していました。
「金儲け優先」:グーグル幹部がフェイスブックを非難 « WIRED.jp
Google+には広告がなくFacebookは広告だらけ。Googleはユーザ体験を重視しているという姿勢をアピールしています。
Google は本当にユーザを大切にしているか?
先日、Bloggerブロガーの ichi taso さんがGoogleのアカウントを何の前触れも予告もなく凍結されました。Google+もBloggerも利用できなくなり、Picasaのアルバムも消失してしまいました。
Google+では未だに垢バン(アカウント停止)が行われています。Google+に熱心なアクティブユーザも容赦なしに消されます。アカウント停止の際に、停止の理由を告げられない場合も少なくなりません。ただでさえ少ない日本のGoogle+のアクティブユーザをこれ以上減らしてほしくないところです。
アカウント停止後の問い合わせの対応も杜撰そのものです。問い合わせを行なってもレスポンスが返ってこないことが多く、多くのユーザが蔑ろにされています。
仕事でGoogleアカウントを使用している人には、これはたまらないでしょう。これはひどい対応だと言われても仕方ありません。
別アカウントを新たに作りGoogle+へ復帰するのも容易ではありません。Google+にはサークルの情報をエクスポートする方法はありますが、インポートする方法がありません。なので、以前誰をサークルに入れていたか覚えていないとサークルの情報を再現することができません。
こういったリスクがあるので、気軽に友人にGoogle+を勧められずにいます。
広告だけがユーザ体験ではない
Googleの幹部がFacebookはユーザ体験を軽んじていると口にしているようですが、私から見ればどっちもどっちです。ポジショントークかつ自画自賛でしかありません。
最近のGoogle+は、通知でコメントが表示されないバグや投稿が読み込まれないバグ、iOSでのコメントが表示されないバグをかかえ、ユーザの不満を作り出しています。以前から言われているピックアップ(注目の投稿)の偏りもそのままです。
Googleにとって顧客はユーザでなく広告主なのかも知れません。しかし、Google+をFacebook以上のサービスにしたいのなら、広告以外の部分でもユーザ体験を向上させる努力をして欲しいところです。