新しいApple TVアプリを触ってみた!見放題サービスの横断検索が便利
先日ようやくiOSをアップデートしました。なので、5月14日よりリリースされた新しい「Apple TVアプリ」を触ることが出来るようなりました。
Apple TVといえば、これまではハードウェアとしてイメージが強かったのですが、iOS 12.3と同時にリリースされたApple TVアプリによってアプリとしてiPhoneやiPadから利用できるようになりました。
これまでiPhoneで動画を購入して視聴するには、コンテンツはiTunesで購入し、視聴は「ビデオ」アプリで行うという、手間で分かりにくい構造になっていました。
それが今回新しく登場したApple TVアプリによって、購入と視聴が同じアプリ内で完結することになります。
新しく登場したApple TVアプリを触ってみた
早速、新しくiPhoneとiPadに登場したApple TVアプリを触ってみました。
現時点でのコンテンツのラインナップは微妙
現時点ではカテゴリが「映画」しかないため、他のVOD(ビデオ・オン・デマンド)の見放題サービスであるNetflixやAmazonプライムビデオと比較するとコンテンツ不足感が否めません。
一応、映画自体は「ボヘミアン・ラプソディー」や「アベンジャーズ」などのハリウッド映画のメジャーどころを押さえていますが、日本の映画・ドラマやアニメなどのマニアックなタイトルは少なくバリエーションも足りていません。
Apple独自のオリジナルコンテンツは「Apple TV+」が始まっていないため、「Apple TVでしか見れないコンテンツ」といったものがなく、現時点でこれといった売りがありません。
加えて、販売されている映画は大半がレンタル500円、購入2,500円で販売されていて、他のVODと比べて安く割引されているわけでもないため、価格でも勝負になっていません。
現時点(2019年5月24日)でApple TVは微妙すぎて他人に勧められる要素がありません。アプリ版Apple TVの真価は今年の秋から開始予定の「Apple TV+」次第ということになります。
Apple TVの使える「検索機能」
アプリ版Apple TVには他のVOD(見放題サービス)と同様にコンテンツの検索機能があります。コンテンツは微妙なApple TVですが、この検索機能が意外と便利でした。
Apple TVアプリで検索すると、iTunesで配信されているコンテンツの他に、NetflixとAmazonプライムビデオの映画やドラマ、アニメも表示されました。
iTunes以外で配信されているコンテンツは再生ボタンを押すと対象のアプリに移動し、その映像コンテンツを再生してくれます。
つまり、NetflixやAmazonプライムビデオを契約していて、それらのアプリを入れている場合は、iTunesのコンテンツよりもそちらを優先してくれるようです。
Apple TVアプリは見放題VODの横断検索に使える
要するに、Apple TVアプリは映像コンテンツを探すハブとして利用できるということです。いわゆるVODの横断検索ですね。あの作品どこで見れたっけ? といった時に横断検索は役立ちます。
ただし、現時点でApple TVアプリでの検索に対応しているアプリがNetflixとAmazonプライムビデオくらいしかありません。
今後、Apple TVの検索対象に出来るアプリは増えていくと思われますが、国内の各VOD(Hulu,dTV,U-NEXTなど)がいつ対応するのかは不明です。