Nintendo Switchのゲームを片手で遊ぶ『片手グリップSW』買ってみた

2018年10月29日Nintendo Switchガジェット,ゲーム,コントローラー,レビュー,任天堂

著者: 今井 阿見

ゲーマーなら誰でも一度は考えたことがあるであろう「ゲームを片手で遊びたい」という欲望。ながらプレイや片手間プレイが好きな人の夢です。

先月、Nintendo Switch用の周辺機器として「片手グリップSW」という商品が発売されました。Nintendo SwitchのJoy-Conに直接取り付けるタイプのガジェットです。

片手グリップSWを使えば左右のJoy-Conを片手で操作できるようになります。実際に購入して使ってみたので、「片手グリップSW」の使い心地を感想を交えてレビューします。

『片手グリップSW』購入使用後の感想・レビュー

ニンテンドースイッチJoy-Con用グリップ『片手グリップSW』 – Switch

「片手グリップSW」を発売当日に家電量販店のゲーム売り場で探してみましたが売っていませんでした。今でもあまり見かけません。なので、ネットで探して買ったほうが確実に手に入ると思います。私はAmazonで買いました。

商品パッケージの外観はこんな感じです。一つの商品に右手用コントローラー、左手用コントローラーのカバーグリップがそれぞれ入っています。

実際に左右のJoy-Conに取り付けてNintendo Switchにコントローラーを認識させるとこんな感じになります。

カバーの取り付け方を変えると右手用にも左手用にもなります。

どういった商品なのかは詳細を知りたい人は、YouTubeで公式動画を見ると分かりやすいでしょう。

『片手グリップSW』の操作感

『片手グリップSW』の操作感を試すため、Nintendo Switchの様々なゲームを遊んでみました。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

とりあえずまずは『片手グリップSW』を使ってNintendo Switchの人気ゲーム「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を遊んでみました。しかし、開始1分でとても無理だと判断しました。

プレイヤーの分身であるリンクを全く思ったとおりに動かせません。そしてカメラも思わぬ方向にしか動かせませんでした。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドはプレイ中に使用するボタンの数が多く、単純に指が足りません。複数のボタンを同時押しも困難を極めます。

このゲームはプレイ中に+(プラス)ボタン、-(マイナス)ボタンを押してメニューを開く機会も多いのですが、片手持ちだと単純に指が届きません。結局もう一方の手を使うハメになりました。

このゲームで『片手グリップSW』は操作するボタンが多いゲームには向いていないと分かりました。

THUMPER

次にリズム・バイオレンスゲームの「THUMPER」を遊びました。

このゲーム、本編は左スティックとAボタンのみのシンプル操作なので「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」と比べたら遥かに片手での操作がしやすかったです。

しかし、「THUMPER」は本格的なリズムゲーム。2回ミスするとゲームオーバーになります。

『片手グリップSW』を取り付けたJoy-Conは若干グラグラします。なので完璧なタイミングでのシビアな操作を要求されるゲームは難易度が上がります。

「THUMPER」は比較的難易度の高いゲームなので、更に難易度が上がってプレイが苦痛になりました。片手で操作はできても快適とは言えません。

『片手グリップSW』はリアルタイムで正確な操作が要求されるゲームには向いていません。

マリオカート8 デラックス

『片手グリップSW』を使って、マリオカート最新作である「マリオカート8 デラックス」も遊んでみました。

思っていた以上に割とプレイはできました。『片手グリップSW』を使うとプレイ中にL,Rボタンが押しにくくなるのでアイテムとドリフトが使いにくくなりますが、ほかは特に問題ありませんでした。

ドリフトが使いにくいので、コーナーでは自然とアクセル使用しないコーナリングになり、プレイが少し不利になります。

コンピュータ相手にグランプリをプレイしましたが、100ccでは勝てても、150ccでは勝てないくらいの操作感でした。

『片手グリップSW』はL,Rボタンの操作が多いゲームには若干向いていません。

マリオ+ラビッツ キングダムバトル

『片手グリップSW』を使って、「マリオ+ラビッツ キングダムバトル
も遊んでみました。

結論から言うとこのゲームは片手でも割と快適に遊べました。片手で遊ぶことを目的に開発されたんじゃないかと思うくらい問題なかったです。

ジャンルがターン制ストラテジー(戦略)のゲームなので、リアルタイムな操作が要求されません。なおかつ操作するボタンが少ないので片手での操作も楽でした。

このゲームにはカメラの操作がありますが、カメラが上下に移動しない(左右移動のみ)ため、スティックが裏側にあっても思い通りにカメラを動かせました。

とりあえず『片手グリップSW』で問題なく操作できるゲームがあると分かりホッとしました。

ただし、本来なら左右の手に分散されていた負荷が片手に集中するため、片方の手に疲労感が早くたまります。こればかりはどうしようもありません。

ゲームは選ぶが『片手での操作』は本当に可能!

『片手グリップSW』を使って様々なゲームを遊んでみました。ゲームソフトは限られますが、本当に片手での操作は可能でした。

一度に操作するボタンが少なく、リアルタイムのシビアな操作を要求されず、L,Rボタンや+,-ボタンもあまり押さないゲームを中心にプレイするなら、ほぼ快適に操作できると言えるでしょう。

簡単に言えば、ターン制のゲームやシミュレーションゲーム、じっくり解くパズルゲームに向いてるということですね。(パッケージに書かれている通りですね)

怪我などで片手が使えないけど、Nintendo Switchのゲームを遊びたいと思っている人なら、『片手グリップSW』の購入はありだと思います。

ポテチを食べたりやスマホをいじりながらのゲームプレイを夢見ていた人は『片手グリップSW』を使ったプレイを検討してみてはいかがでしょうか。

追記:Nintendo Switchでの片手プレイがより気軽に

Nintendo Switchにボタン割当の変更機能が追加されたおかげで、ボタン配置を変えられるようになり片手プレイがよりやりやすくなりました!

『片手グリップSW』と『ボタン割当の変更』を組み合わせれば、ゲームプレイの幅がより広まります!

ニンテンドースイッチJoy-Con用グリップ『片手グリップSW』 – Switch

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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