自撮りでLINEスタンプを自作できる「LINE Creators Studio」の使い方
先週、LINE株式会社は iPhoneやAndroidなどのスマートフォンでLINEスタンプの制作・申請・販売ができる専用アプリ「LINE Creators Studio(ライン クリエイターズ スタジオ)」を日本国内限定で先行公開しました。
スマホアプリ「LINE Creators Studio」はパソコンや専用ツールなしで、LINEのオリジナルなスタンプを自作できます。作ったスタンプはLINE内の「スタンプショップ」にて販売・購入することができます。
実際に私も「LINE Creators Studio」を使ってみましたが、撮影した写真から簡単にスタンプを作ることが出来ました。このアプリの登場でパソコンを持っていないユーザーも簡単にLINEスタンプを作れます。
今回はせっかくなので、「LINE Creators Studio」の使い方を簡単に解説します。
「LINE Creators Studio」で自作スタンプ作成
まずは、お手持ちのスマートフォンに「LINE Creators Studio」の iPhoneアプリ か Androidアプリ をインストールして下さい。
アプリの利用方法はiPhoneアプリ、Androidアプリともにほぼ同じなので、iPhoneアプリの画面で説明します。
「LINE Creators Studio」使い方
アプリを起動したらスタートを押します。
上のボタンを押してスタンプの作成を開始します。
作成するスタンプの名前(タイトル)を決めます。タイトルは最低でも2文字以上必要です。
タイトルの入力が終わったら画面下の「+」ボタンを押してスタンプの作成を開始しましょう。
何をスタンプの素材にするか選びます。自分でイラストを描くか、撮影済みの写真を利用するか、新たに写真を撮影するか選んで下さい。
新たに写真を撮影するを選んだとして話を進めます。
撮影時に「LINE Creators Studio」がカメラへのアクセス権を求めてきたら、確認して許可をして下さい。
撮影した写真は使いたい部分だけを切り取る(トリミングする)ことが出来ます。
使いたい部分をなぞることで、切り取る部分を選択できます。トリミングする範囲は後から調整できます。
切り取る範囲を決めたら「✓」(チェックマーク)を押します。
スタンプのプレビューが表示されます。うまく切り取りできてないなと思ったら、左上の「<」からトリミング(切り取り)に戻れます。
切り取った写真はスタンプにする前に「編集」ボタンを押すことで加工できます。
編集画面のツールを使うことで、撮影した写真の色合いを変えたり、線を描いたり、文字を追加したりすることが出来ます。
もし編集画面で間違ったところに線を描いてしまって取り消したい時は、アンドゥ・リドゥのボタンを押せば、好きなだけ戻ってやり直せます。
このアプリには消しゴム機能はないので、間違えたらアンドゥ・リドゥを使ってやり直しましょう。
スタンプの加工が終わったら、右上の保存ボタンを押して編集を確定させます。
納得のいくスタンプが出来上がったら「完了」ボタンを押しましょう。
スタンプ管理画面に新たにスタンプが追加されます。
スタンプは複数個作れます。販売する際にはスタンプは8個単位で売ることになります。
作ったスタンプを販売するにはマイページ下のメニューからLINEログインし、LINEによる審査を受け、スタンプが審査に通る必要があります。
スタンプが審査に通れば、他のユーザーも使えるような形で作ったスタンプが「LINE STORE」やLINEアプリ内「スタンプショップ」で公開・販売されます。
自作スタンプは審査を通らなければ利用不可
今のところ「LINE Creators Studio」で作ったスタンプを利用するにはLINEによる審査を受けた後に、必ずストアから購入する必要があります。
個人で作って、自分や仲間内だけで使う場合でも、LINEによる審査を受けないとスタンプとして利用することは出来ません。
このことは「マイページ」の設定(歯車マーク)から、「Q&A」を見ることでも確認できます。
作成したスタンプは販売開始後、購入することでLINE上で利用可能となります。
自分で制作/販売しているスタンプであっても、購入せずに利用する事はできません。
スタンプの作成は無料であっても、購入しないと使うことは出来ないので、利用するにあたってはお金が必要です。
なぜ、オリジナルスタンプを自由に使えないのか
何故自分で作ったLINEスタンプなのに、審査を受けないと使えないのか。
ここからは私の憶測になりますが、恐らく著作権などの理由が絡んできます。
「LINE Creators Studio」はカメラロールの写真も利用できますし、写真撮影も可能なため、ネットで拾った画像やアニメのキャプチャなどでLINEスタンプを作られてしまうと、LINEでスタンプを販売している著作者は商売上がったりになります。
例えば、ネットで拾ったドラえもんの画像で自作スタンプが作られ、自由に使われてしまうと、本家のドラえもんのスタンプを売っている著作者側が不利益を被ります。
審査が必要なのは分かるけど、何でお金を出して買わないといけないの? という疑問に対しては、スタンプを審査するのにも人的コストがかかりますから、そのコストを自作スタンプを買ってもらうことで回収しているのではないかという理由が考えられます。
いずれにしても、自作スタンプを作り放題にしなかったのは、自作スタンプの利用が流行してしまうことで、LINEストアのスタンプの価値が暴落してしまうことを避けたかったのだと思われます。
LINEスタンプの自作が簡単になったのは良いこと
「LINE Creators Studio」の登場によって、ユーザーが好きなスタンプを好きなだけ作れる様になったわけではありませんが、LINEのスタンプを手軽に作れるようになったことは良いことです。
前々から、LINEのオリジナルスタンプを作って販売してみたいなと思っていた人がいるなら、「LINE Creators Studio」の登場は渡りに船でしょう。
お金がかかっても他人とのスタンプに差をつけたい人は、「LINE Creators Studio」を使って自作スタンプ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。