計画→実行は本当に効率的? トム・ウージェックが語る「マシュマロチャレンジ」
あなたは何かを始める時、綿密な計画を立ててから実行しますか? それともとりあえずやり始めてみて、何度も修正を加えながら目的を達成しますか?
人それぞれ、目的達成までの手順・やり方は異なると思います。どれが正解ということもありません。
しかし、計画をあまりにも重視する方は「マシュマロチャレンジ」で起こった悲惨な結果について知っておいたほうが良いでしょう。
トム・ウージェック:塔を建て、チームを作る
プレゼンテーションの中で、スパゲッティ、テープ、紐、そしてマシュマロという簡単な道具で行う「マシュマロチャレンジ」について、語られています。
マシュマロ・チャレンジとは4人から成るチームが20本のスパゲッティとテープとひもを90センチずつ、それとマシュマロを使い、高い自立式の建造物を作る遊びです。最後にマシュマロを一番上に乗せなければなりません。
動画の中でビジネススクールの新卒者は幼稚園の新卒者より成績が良くないという話が出てきます。
ビジネススクールの新卒者がうまくいかなかった原因は、実際に作業を開始するまでの計画や主導権争いに時間を取られてしまったことです。
幼稚園児はその逆で、始めから作業にとりかかり、何度も失敗をし、試作品を繰り返し作ることで、結果的にはいい成績を残しています。
知らず知らずのうちに反復型プロセスを実行していたのです。
マシュマロチャレンジで実際に良い成績を残しているのは建築家やエンジニアです。
きちんとした知識のある専門家が一番高い成績を出していますね。
ですから、その逆で、自分がその道の専門家でないのなら、あれこれプランを考えるよりも、実際に作業を始め、何度か失敗を繰り返して、その経験を生かしながらゴールを目指すというやり方の方が結果的にうまくいくのではないでしょうか。
頭のなかで考えすぎてしまう方は、自分の物事の進め方をこのマシュマロ・チャレンジを通して考え直してみてはいかがでしょうか。