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なぜアメリカの指導者は“プレジデント”と呼ばれるのか?

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皆さん、こんにちは。最近、11月のアメリカ大統領選挙に向けて民主党、共和党の両陣営が支持者獲得のために活動しているニュースを見かけることが増えました。

共和党のロムニー氏と民主党のオバマ氏が大統領の座を狙って激しく戦っています。

アメリカ大統領というとかなりの威厳がありますが、そもそもこの大統領の呼び名「プレジデント」(president)という名前はどのようにして決まったのでしょうか?

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プレジデントという呼び名の由来

マーク・フォーサイス氏がアメリカの指導者の名前が決まっていった経緯について語っています。

独立直後のアメリカでは、指導者の名前を決める際にジョージ・ワシントンをどのような称号で呼べばいいのか分からなかったそうです。3週間以上話し合っても称号を決めることができませんでした。

議論が長引いた原因は、下院と上院の意見の対立にありました。

下院は指導者が権力に酔ってしまいそうな名前をつけるのを嫌がりました。そこで、謙虚な名前として選んだ言葉が「プレジデント」(President)でした。

上院は「ありえない」と思いながらも、暫くの間この称号を使うことにしたそうです。もう話し合いに辟易していたんでしょうね。

結果的に今でもプレジデントという称号が使われているわけですが、今ではもう威厳のある称号になっています。

時代が言葉の意味を変えてしまった訳ですね。

下院の称号の名前で政治をコントロールしてしまおうという目論見は外れたわけです。

アメリカ合衆国の建国時に、国家元首の呼称として権威的な響きのない語を求めて、史上初めて採用した。後に生まれたヨーロッパ系の諸共和国においても、アメリカ合衆国に倣ってこれと同系統の自国語を国家元首の呼称に採用した。また、非欧州文化圏の国家において共和制を施行した時には “President” の自国語訳を、国家元首の呼称とした。
―― 大統領 – Wikipediaより

語源は「公式行事や組織、式典を主催する」を意味するラテン語praesidereで、14世紀にフランス語のprésidentから転じたとされている。
―― プレジデント – Wikipediaより

政治が言葉の意味を変えてしまうという面白い例ですね。とても勉強になりました。