ゲームを止められない子供にゲームをやめさせる方法

2019年4月4日エッセイゲーム,ノウハウ,考え方

著者: 今井 阿見

うちの子供ってもしかしてゲーム依存症? って思うほどゲームを遊ぶのを止められない子供は現代では珍しくありません。

子供の為を思ってゲーム機の電源を切るなどして無理やりゲームをやめさせると、癇癪を起こしたり、不機嫌になったりして子供が暴力的になることもあります。

子供は前頭前野が未発達のため自分をコントロールできません。なので、放って置いても事態が解決することはありません。放置するとますますゲームにのめり込むことになります。

私は自身がゲーマーですし、ゲームを作ったこともあるのでゲームの本質をよく理解しているつもりです。そんな私が考える、ゲームを止められない子供にゲームをやめさせる方法を今回お伝えします。

ゲームを止めない子供にゲームをやめさせる方法

そもそも人はなぜゲームにハマるのか?

人はなぜゲームにハマるのか? その理由はゲームは簡単に『達成感』を与えてくれるからです。

例えば、現実世界では宿題を終わらせたとしてもファンファーレが鳴ったり、『おめでとう!』と文字が出てくることはありません。

ゲームではプレイヤーがアイテムを取るだけでも音が出ますし、何かを成し遂げるたびにすかさず褒めます。現実世界では味わうことが出来ない音と演出で彩って達成感を与えます。

なので、このような派手な達成感の繰り返しによって人はどんどんゲームにハマり、のめり込んでいくことになります。

ではゲームを楽しめないようにするにはどうすればよいのでしょうか。

答えはゲームを『義務化』することです。

ゲームを『義務化』する

ゲームは基本的に『やらなくていいもの』です。

ゲームを楽しめなくするにはゲームを義務化し『やらなくてはいけないこと』に変えましょう。

ゲームは『遊び』です。

ところが、『遊び』が義務になると『遊び』ではなくなります。『やらなきゃいけないこと』に変わると途端に面白くなくなります。ゲームを遊んでも自由を感じられなくなります。

なので、ゲームソフトをガンガン買い与えて全てにノルマを課しましょう。子供が消化できない速度で次々とゲームを与えましょう。難易度の高いゲームや入力遅延の発生するコントローラーを与えるとなお良いでしょう。

子供がゲームをプレイしている後ろで「まだそこなの? 早くクリアしてよ(笑)」「100%クリアまだなの?」「積みゲーまだまだあるんだからさっさとクリアしてよw」と煽りまくりましょう。

子供の実力では達成不可能なノルマを与えるところがポイントです。

ゲームが嫌になるまで達成が不可能なノルマを毎日与え続けましょう。ゲームから楽しさを感じられなくなり、ゲームを見ると吐き気が起こるまでやらせ続ければゲーム嫌いの人間が完成します。

いかに『達成感を与えないか』がポイントになる

達成不可能なノルマをゲーム内で与え続けることによって、子供はゲームから達成感を得られなくなります。

『今日もノルマを達成できなかった』という敗北感を毎日与え続けられることになります。

となると、ゲームが全然面白くなくなり自然とゲームをやらなくなります。ゲームをやめさせるにはいかに『達成感を与えないか』がポイントになります。

ゲームを確実に止めさせるための注意点

ゲームを止めさせるには達成感を与えないことが重要。なので、もしゲームを止めさせたい子供がゲームプレイを実況配信や動画投稿している場合は注意が必要です。

なぜなら、プレイ動画をネットに上げている場合は広告収入や再生回数やコメントなどの外部要因によって満足感が得られてしまうからです。これらの外部要因があるとゲームを与えまくることが逆効果になりかねません。

ゲームをやめさせたいなら、SNSや動画サイトの連携を一切させず、子供に達成感や満足感を一切与えない環境を整えてゲームをプレイさせ続けましょう。

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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