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CDが売れないと言う前に、音楽を売る努力をするべきだと思う

cd-music

ここ数日、音楽関連の著作権に関する話題がインターネットで盛り上がっています。(少なくとも私の周りでは)

日本レコード協会、違法ダウンロード刑罰化成立に「歓迎」コメント – ITmedia ニュース

音楽の違法ダウンロードに対する取り締まりで、レコード会社はCD(音楽)の売上をアップできると信じているようです。はたしてそうでしょうか?

著作権やライセンスの問題については他のところで語られているので、今回は自分の実感や考えについて書いてみようと思います。

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CDは既にレガシーメディア

コンパクトディスク – Wikipedia

1982年、CDの生産が開始。10月1日、日本でソニー、日立(Lo-Dブランド)、日本コロムビア(DENONブランド、日立のOEMで発売)から世界初のCDプレーヤーが発売。

現在、2012年です。CDが生産開始されてから約30年経っています。

我が家には昔CDコンポがありましたが、今はありません。CDはパソコン経由で再生するしかありません。CDを聴くためにわざわざ専用機を買おうなんて思いません。

CDはレガシーメディアです。

レガシーメディア/ Legacy Media/ 同人用語の基礎知識

「レガシーメディア」 とは、古くなって使われなくなった記録媒体規格、時代遅れの記録メディア規格のことです。

もし、パソコン経由で再生できなかったら、私はCDを買うことすらしていないと思います。

ノートブックの話になりますが、米Apple社から最近発売された、MacBook Pro with Retina display には光学ドライブはついていません。

レガシーデバイスをさらば!名実ともに次世代のMacBook Pro 【デジ通】(ITライフハック) – livedoor ニュース

一方、次世代は液晶画面にRetinaディスプレイを採用し、光学ドライブを排し、有線LANやFireWireすらも本体から取り除かれ、HDDからSSDへと完全移行、メモリーの増設もできなくなった。

CDを再生できる環境はこれからも減っていくでしょう。CDが売れなくて当たり前です。

私たちはCDが欲しい訳ではありません。音楽が欲しいのです。

いい加減、日本の曲は全部 iTunesなどで買えるようにして欲しいと思います。

そもそも音楽を聴く機会が減っている

主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる(2012年1月時点版):Garbagenews.com

皆さん、テレビ見てますか?
元々、私は小学生の頃から、テレビはあまりみない人間でした。(TVゲームばかりしてました)

テレビは以前より視聴率が下がり、ゴールデンタイムでも数字を取れないことがあるぐらいにまで落ち込みました。

「民放の19時台視聴率が1ケタになった」 テレ朝プロデューサーの「ツイッター」に「当然」の声 : J-CASTニュース

テレビ番組の質も低下しており、芸人が飯食ってるだけの番組とか、商品のステルスマーケティングをしている番組とか、ネットで話題になったものを紹介しているだけとかいったものが増えているような気がします。

音楽番組を見ても、なぜか昔の音楽が番組内で紹介されており、さらに、新しい曲かな? と思ったらK-POPだったということがよくあるように感じます。J-POPの新曲が紹介される時間が減っているのではないでしょうか?

近年、ヒットするドラマも減りましたし、J-POPそのものを聴く機会が減っているように思います。

あたり前のことですが、聴いたことない曲を誰も買おうと思いません。

音楽を聞くという共通の体験が減った結果が今のレコード会社の売上ではないでしょうか。

音楽を売るための最大限の努力をしているのか?

共通の音楽体験のない時代だからこそ、売る側は最大限の努力が必要だと思います。

AKB48が上位独占 シングルCD年間売り上げ :日本経済新聞

やり方自体は、あまり褒められたものではありませんが、AKB48は自分たちの曲を売るために最大限の努力をしていると思います。

他のCDが売れない中でもきちんと記録を出しています。(産業廃棄物も出してますが)

無視できなくなってきたネットの口コミ

テレビの視聴率が下がっているので、曲を知ってもらうためにはテレビ以外のメディアの活用も重要です。

「購買行動におけるクチコミの影響」に関する調査 : gooリサーチ

近年、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアの普及に伴い、ユーザーが商品やサービスのクチコミ情報に触れる機会が増加しています。そこで、「クチコミ情報が実際に商品購入にどの程度影響を与えているのか」を調査したところ、商品やサービスを購入する際に「クチコミが気になる人」が全体の8割と大半を占める結果となりました。

近年、ソーシャルメディア経由のクチコミが消費者の商品購入時の意思決定に影響することがよく言われるようになりました。

私もネット上の実際に商品を購入した知り合いの話は信頼出来ると思います。

音楽もまた同じではないでしょうか?

こういったソーシャルメディア経由のクチコミ活動は、レディー・ガガがうまいですね。

レディー・ガガはソーシャルメディアの Twitter、Facebook、Google+ それぞれアカウントを持っています。

ここで、 Google+ の話をしましょう。

Google+ には今 J-POPのページがありません。どこかのレーベルや事務所のページがあっても良いと思うのですが、それもありません。あるのはAKB48のページぐらいなものです。

今、Google+ を最大限に活かしている音楽アーティストはきゃりーぱみゅぱみゅぐらいなものです。

今回は、Google+ を例にしましたが、ネットでレコード会社側が、ソーシャルメディアで音楽を売るための最大限の努力をしているようには思えないのです。

SNSなどで音楽を得る努力をもっとして欲しいですね。

音楽を聞く習慣が破壊されている

CDという媒体にこだわり続け、音楽に触れる機会を広げる努力をせず、インターネットでファンと密接に関わることを怠っている。

そんな状況で、規制や罰則だけ強化しても売上が良くなるとは考えにくい。CDを含め、音楽を買う人は増えないでしょう。

売上が上がらなければ、さらに音楽の自由を失わせる法律がまた増えるのでしょうか?

そのうち、「ヘッドホンから漏れ出る音楽を聴くのは違法」「指向性スピーカー以外での音楽再生は違法」とかになりそうで怖いです。(半分冗談ですが)

法律を変えても消費者は変わりません。

モノやサービスが売れなくなった時に、変わらなくてはならないのは消費者ではなく、モノやサービスとその売り方だと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。