内部告発向け 本格国産匿名リークサイト「whistleblowing.jp」開設

2015年3月30日IT・WEB ニュースWebサービス,ビジネス,プライバシー,不正,情報

著者: 今井 阿見

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安全に内部告発をしたい人向けのサービス「whistleblowing.jp」が駿河台大学専任講師の八田真行氏によって開設されました。

「告発者と記者つなぐ」内部告発サイト日本版開設へ 不正ただす「伝家の宝刀」に (1/3) – ITmedia ニュース

内部告発には大きなリスクが伴います。内部告発して企業の不正や悪習を正したい、でも会社を告発した影響で不当な扱いは受けたくない。そう考えている人は多いかもしれません。

「whistleblowing.jp」では告発者の匿名性を確保したまま内部告発が行えるようです。

国産匿名リークサイト「whistleblowing.jp」

●最先端の匿名化技術「Tor」を活用

同サイトは、匿名化の技術システムを活用することで、内部告発者を保護する。内部告発サイトとしては、海外では「ウィキリークス」が話題になったが、日本でも最先端の匿名化技術を使った内部告発サイトが立ち上がったといえる。

引用元: 身元を特定されず、ジャーナリストに告発情報を届けるサイト「内部告発.jp」始動へ(弁護士ドットコム) – goo ニュース

匿名リークサイト「whistleblowing.jp」では「Tor(トーア)」という技術を使って、匿名性を確保しています。

「Tor(トーア)」は情報の発信と受信の間で、複数のサーバーを経由させることで、アクセス元を秘匿させる仕組みです。

Tor(トーア、The Onion Router)は、TCP/IPにおける接続経路の匿名化を実現するための規格、及びそのリファレンス実装であるソフトウェアの名称であり、P2P技術を利用したSOCKSプロキシとして動作する。

引用元: Tor – Wikipedia

なので「whistleblowing.jp」に接続するにはTorの導入が必須となっています。

内部告発の活性化となるか?

近年で内部告発といえば、企業の不正を訴えたことで、不当な扱いを受けた元オリンパスのウッドフォード氏が有名ですね。

解任

日本で内部告発をすることは、その後の事も考えると、とても勇気のいることでしょう。

国産匿名リークサイトの登場によって、今後内部告発が増えるのか個人的に注目しています。

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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