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オリンピック選手たちも使っている「シャウティング効果」の力

Olympic-shouting

オリンピックなどでハンマー投げの選手がハンマーを投げる前に、大きな声を出して気合を入れているという姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

これはハンマー投げの室伏選手だけでなく、多くの投擲競技に参加する選手が行なっていることです。

また、ハンマー投げに限らず、スポーツでは試合中に大声を出し気合を入れることはよくあります。

スポーツ選手が競技前や競技中に大声をだすのはなぜでしょうか?

その理由は「シャウティング効果」にあります。

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叫びを力に変える「シャウティング効果」

人間の体は、大きな声を出し脳を刺激することでアドレナリンが分泌されます。

このことは、「シャウティング効果」と呼ばれ、実験でも効果が確かめられています。

■シャウティング効果
アドレナリンを一時的に増加ささえる方法として「叫ぶ」という方法があります。
叫ぶことで脳に刺激を与えアドレナリンを分泌し、脳と体を活性化させます。
アドレナリンをコントロールすると身体にとってプラスに働かせることも可能です。
―― アドレナリン・ノルアドレナリン!うつ病・胃潰瘍との関係より

人体では、アドレナリンが血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、筋肉に血液を行き渡らせ、瞳孔を開き、覚醒度を上げ、集中力を高め、「臨戦状態」にする効果があります。

つまり、アドレナリンには、身体能力、筋力、集中力、判断力を一時的にアップする力があるわけですね。

女子棒高跳びで、「女性では不可能」と言われていた5メートルの壁を乗り越え、世界新記録も樹立したエレーナ・イシンバエワ選手も、

練習で跳べるのは最高4m80cm。理由は本人曰く「練習では試合のようなアドレナリンは出ないから」
―― エレーナ・イシンバエワ – Wikipediaより

と、答えています。

世界的な記録はアドレナリンによるものなんですね。

オリンピックに出るようなスポーツ選手たちは「シャウティング効果」などを利用し、アドレナリンをだすことで、短期的な集中力を出しているということです。

もし、仕事などで、どうしても気合を入れたくなったときは「シャウティング効果」のことを思い出してください。

大きな声で「頑張るぞー!」と叫び集中力を高めてみるのもいいかもしれませんね。