WordPress5.0が使いにくい…。AMP周りも微妙すぎるので注意!

2019年1月19日WordPressブログ,プラグイン,レビュー,不具合

著者: 今井 阿見

WordPress5.0のアップデートちょっと待って!

あなたのブログのプラットフォームは何ですか? このブログは現在WordPressで運営しています。(大昔はBloggerでした)

WordPressはカスタマイズ性の高さが売りのブログプラットフォームです。このブログも自由にカスタマイズして運用しています。

そのWordPressが一月前に、2018年12月6日に新しいバージョンである「WordPress 5.0」を正式にリリースしました。私は試しで使ってみましたが、第一印象は「使いにくい」という印象でした。

WordPress5.0が使いづらい…、特にエディタ

このブログはまだWordPress5.0はありませんが、テスト用に使っている別のブログをWordPress5.0にしてみました。

WordPress5.0で大きく変わるのは、ブログ記事を執筆するエディタ周りです。新しいエディタは「Gutenberg」(グーテンベルク)と呼ばれています。

「Gutenberg」(グーテンベルク)が使いにくい

WordPress5.0の売りである「Gutenberg」(グーテンベルク)は今までのテキストベースのエディタから大きく変わっています。

「Gutenberg」は投稿をブロック単位で編集します。

ブロック単位の編集は画像や文章の挿入や入れ替えが誰でも簡単に出来るようになります。スマートフォンやタブレット型端末からの編集が容易になるのではないかと思います。

その一方でWordPressを昔からバリバリ使ってる層なら、文章の入れ替えは自分でコピー・アンド・ペーストした方が早いと感じる人もいるでしょう。

WordPressは自由度の高いプラットフォームです。記事文中のHTMLをゴリゴリいじってる人も多いと思います。

「Gutenberg」は投稿の編集がどうしてもブロック単位となってしまうため、記事の中でコード直打ちしたいという人にはとても使いにくいエディタとなっています。

「Gutenberg」単体の評価ですが、現時点ではかなりの不評のようです。私も記事中のコードを直接いじる事が多いため使いにくと感じています。

「Classic Editor」はとても人気

WordPress5.0にアップデートしたあとでも以前のような投稿画面が使いたい人向けに「Classic Editor」という以前のエディタが使えるWordPressプラグインが提供されています。

エディタを「Gutenberg」に変えてがっかりした人が多いのか、こちらは現時点ではかなりの高評価です。

しかし「Classic Editor」は2022年までしかサポートされません。ご注意ください。

WordPress5.0 でAMPが残念なことに

WordPressを利用している人の中にはブログをAMP(Accelerated Mobile Pages)に対応させモバイルでの表示速度を上げている人もいると思います。

私はWordPressの自作したテンプレート(テーマ)を使用しているのでWordPress公式のAMP対応プラグインを使用せずに、自力でAMPに対応させています。

なので記事中の文章をAMPでも表示できるように自前でAMPのタグに変換していたのですが、WordPress5.0 に変更して以降、AMPで画像が表示されなくなりました。

原因を探ったところ、原因は「Gutenberg」エディタにありました。

「Gutenberg」以前のエディタであれば、記事中に画像を挿入すると自動で画像のHTMLに width,heightといった画像の幅と高さの情報が設定されていましたが、「Gutenberg」では画像の幅と高さがHTMLで設定されていません。

これの何が問題なのかというと、幅と高さの情報がないとAMPで正しく画像が表示されなくなります。

私のブログはAMPに対応する際に記事中の画像の img タグを amp-img タグに変換する処置を行っていますが、もともとのHTMLに高さと幅が設定されていなければ変換後のタグにも幅と高さは設定できません。

このような仕様変更があったので、自前でAMP用のページを提供するのが困難になりました。AMP と Gutenberg の相性は最悪です。

「Classic Editor」を使えば画像挿入時に幅と高さは以前と同じように設定されますが、いずれプラグインが使えなくなることを考えると不安しかありません。

とりあえずClassic Editorは入れとけ!

WordPress5.0の評判の悪さを聞いて、WordPress5.0へのアップデートを見送っている人も多いと思います。私もその一人です。

現時点でも様々な不具合が報告されていて、WordPress5.0にしてしまうと「Gutenberg」で過去記事を編集した際に記事中でdivタグが全て消えてしまうそうです。恐ろしいですね。(ソース

WordPress5.0にアップデートしないにしても、プラグインのClassic Editorはインストールして有効化しておくべきです。誤ってWordPress5.0にアップデートした時、に間違って記事内容を変換してしまわずに済みますよ。

ClassicPressというものも開発されているようですが、正直未知数でお薦めはできません。

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今井阿見

当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

今井阿見は30年近くゲームを遊んでいるベテランのゲーマー。学生時代にゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像作品、スマートフォンやパソコン、ガジェットなどの分野にも深く関心があります。

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