セブンカフェのコーヒーを飲んで強く感じた雑誌メディアの終焉
本日初めてセブン-イレブンのセブンカフェのコーヒーを飲んでみました。
既に、美味しいという話を聞いていたので、いかほどのものか楽しみにしていましたが、思った以上に味がしっかりしていてびっくりしました。やるな、セブン-イレブン!
原価が高いんじゃないかといった話や上質な豆を使っているとの情報もありますので、セブン-イレブンの100円コーヒーに対する力の入れようが伺えますね。
100円でこれだけのコーヒーが飲めるのなら、逆に缶コーヒーが売れなくなるんじゃないかとすら感じます。このコーヒーにはそれだけの集客力があると感じました。
コンビニの集客方法は雑誌からコーヒーへ
セブン-イレブンのコーヒーの話から大きく離れますが、昔からコンビニの客の呼び込みとして使われてきたのは雑誌でした。
雑誌を置くことでコンビニの外から立ち読み客を見せることで、繁盛している雰囲気や安心感などを与えていました。
しかしコンビニでは雑誌が売れなくなり、客引きの本来の目的を果たさなくなりました。
客引きの役目を終えつつあるコンビニの雑誌たち(不破雷蔵) – 個人 – Yahoo!ニュース
上の記事で掲載されているグラフからも分かる通り、コンビニで雑誌は売れなくなりつつあります。
コンビニで売れなくなる雑誌たち
コンビニで雑誌が売れなくなる傾向は続いていて、コンビニでの雑誌の売上実績は悪くなる一方のようです。
まず雑誌は、コンビニエンスストアでさえも売れなくなった。当然、書店でも売れていない。増数したくても、配本する書店が見当たらないという状況だ。
ここ数年で、若者の暇つぶしのメディアはガラケーやスマートフォンに完全に移行しました。ちょっとした暇つぶしのためにコンビニに入るということもなくなりつつあります。
実は、先日こういうことがあった。
30代前半の男性に「『BRUTUS』…って何ですか? 雑誌? そういえば見たことがあるような…ビジネス誌でしたっけ? 興味持ったことがないものですから…スミマセン。というか、雑誌って興味持ったことなくて…」といわれたのだ。
彼は、不特定多数の一般の人をお客さんにもつサービス業を展開している。「それくらいは知っておいてほしい」と一瞬思ったが、そんな自分のほうが不遜な態度であったのだと思い直した。
『アンアン』は知ってますか? と聞いたところ「あ、ジャニーズが表紙のイケメン雑誌ですね! 見たことはありませんが知ってます!」という返事だった(まあ、間違いではないけれど)。
20代後半の女性の友人は「雑誌は生まれて一度も買ったことがない」と言う。「立ち読みで済ますの?」と聞くと「立ち読み? そんなことしないよ。だって雑誌って、別に何か知りたいことが載ってるわけじゃないもん。立ち読みなんて面倒なことはしない」と。
彼女は未だに買い換えない古いガラケーであらゆる情報を得ている。それで済むのだ。
暇つぶし、情報収集は全て携帯電話で出来る。立ち読みは「面倒」。これが今の若い世代の常識かもしれません。
セブンカフェがコンビニの集客の方法を変える
この調子だと、そのうちコンビニから雑誌スタンドが完全になくなり、スマートフォンの充電スペースやドリンクバーなどに取って代わられる日が近いかもしれません。
いずれにせよ、セブンコーヒーからは、「これからは雑誌に頼らず、集客の方法を変えていこう!」といった強い意気込みのようなものを感じました。
長々と語りましたが、要するに セブンカフェのコーヒーは旨い! ってことです。
コンビニコーヒーは雑誌よりも、コンビニの売上に影響する存在になっていくと思います。