イケダハヤトさんのブログの書き方に関する個人的な考察
知らない間に、やまもといちろうさんとイケダハヤトさんの対談があったそうです。あることは知っていたのですが、村上春樹の新作の発売ですっかり忘れていました。
やまもといちろう×イケダハヤト対談イベント「果てなきブログ論争に意味はあるか」|EventRegist(イベントレジスト)
ブロガー同士の対談とのことで一部では盛り上がっていたようです。詳しいことはわかりませんが、この対談で何か決着がついたようではないようです。お互いにブログに関して思っていることについて語っていたようです。
イケダハヤトさんのブログの書き方
最近、イケダハヤトさんのブログの書き方に関してこのような言及がありました。
実際にイケダハヤトさんがどう考えてご自身のブログを更新していらっしゃるのか、そして世間のみなさまの評価はどうなのかというのはとりあえず脇において、僕が思う「イケダハヤトメソッド」とは、以下のようなものだ。
1.ふと考えが頭に浮かぶ
2.逡巡せず、頭に浮かんだ考えを一気に書く
3.ほとんど推敲せず、書いた文章をそのまま公開する
これはできそうでなかなかできない。恐ろしく勇気が必要だ。
端的にまとめた鋭い考察ですが、私はこの「勇気」という単語に引っかかりを感じました。
イケダハヤトさんのブログの書き方に「勇気を振り絞って書いた」という感じを今まで受けたことがなかったからです。むしろ逆なのではないかと私は考えます。
文章になるまでの沸点・ボーダーが低い
私はイケダハヤトさんは「Twitter に投稿するかのようにブログを書いている」のだと思います。
私達が Twitter で気軽につぶやくのと同じように、イケダハヤトさんはブログ記事を投稿していると考えれば、全て辻褄が合うように思えるのです。
イケダハヤトさんはブログを Twitter のように気軽に使っている、ブログを通してつぶやいている――と。
そのように仮定すると、このようなブログ記事の書き方に関しては、あくまで個人のブログの書き方であって、ただのスタイルでしかなくなってきます。
同じようにTwitterのような軽い感じでブログを使っている例として、しょこたんぶろぐこと中川翔子さんのブログがあります。
こういったブログの書き方の場合、ブログ記事に至るまでの沸点が低いので、この程度の事はブログ記事にするまでもないんじゃない? というストッパーが存在しない事になります。
Twitterのように思いつきで文章を書いてしまう事自体は悪いことではありません。
「ブログは本来自由なものなんだ」ということを私たちは忘れているのかもしれません。
最近、ブログを生きる糧とするプロブロガーの台頭が目覚ましいですが、ブランディングの為! マーケティングの為! と言った具合にWordPressやSEOを駆使してガチガチに記事を書くブログがある一方で、力まず肩の力を抜いて更新するブログがあることもまた重要なことなのかもしれません。
もちろん、「ブログの書き方」と「記事の質」の関係についてはまた別の話になってくるのですが。