テレワークで在宅勤務していても太陽光を浴びたほうが良い理由
2020年現在、新型コロナウイルスが猛威を奮っている影響でテレワークでの在宅勤務を始める方が増えています。現在日本や世界でかつてないほどに在宅勤務している人が増加しています。
今の時代、多くの人がデスクワークなので、パソコンとインターネットさえあれば職場と殆ど変わらないような仕事環境を構築できます。その影響で今日は仕事をしたけど家から一歩も出なかったという事は珍しくありません。
現代社会では宅配サービスを使えば食事も日用品も揃うため、仕事に関係なく家にこもりがちです。ですが、テレワークで在宅勤務していても外に出て太陽光を浴びたほうが良い理由があるので今回解説します。
在宅勤務していても太陽光を浴びるべき理由
ブルーライトで脳がストレスを受ける
部屋に閉じこもって行う在宅勤務は、会社から勤務時間がはっきりと決められていない場合、休憩時間やスケジュールなどの制限がありません。自己管理をしっかり行っていないと、長時間パソコンの画面と向き合うことになります。
また人とのコミュニケーションもWeb会議やWebカメラなどを使って画面越しに行うことになるため、一人の作業にせよ多人数の作業にせよ目に負荷のかかるディスプレイを通して行うことになります。
自宅のPCでブルーライトカットなどの対策を行っていない場合、パソコンの画面などから出る有害な『ブルーライト』を浴び続けることになります。
ブルーライトを受け続けると目や脳がストレスを受けるため、眼精疲労や脳疲労の原因となります。さらにブルーライト研究会によるとブルーライトは睡眠障害、癌、肥満、うつ症状などの悪影響を誘発しうることが指摘されています。
厚生労働省のガイドラインでも「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。
―― ブルーライトとは | ブルーライト研究会 より
なので在宅勤務になって寝付きが悪くなった、ぐっすり眠れないという方はテレワーク中に浴びているブルーライトが原因の可能性があります。
ブルーライトで失った力を日光で回復
ブルーライトは体に悪影響を与えますが、在宅勤務でブルーライトを浴びる時間が増えた場合どうすればよいのでしょうか。
答えはブルーライトで受ける身体への影響を太陽光で調節することです。定期的に太陽光を浴びることでブルーライトの悪影響を低減できます。
不幸なことに、会社の最下層にいた僕は、窓がなくて粗悪な蛍光灯のついたオフィスに押し込まれた。新品のマックも持っていたが、それはてかてかに反射するスクリーンで、LEDバックライト搭載で、これまでに使ったコンピュータの中で断トツで明るかった。ほんの数日後にはぐったりと疲れを感じはじめた。たいてい最も生産的であるべきまさにその時間帯にだ。脳の働きが鈍くなるのが感じられ、いつものバイオハックも助けになりそうにない。効果があったのは、30分おきに外に出て日光を浴びることだけだった。
太陽光にもブルーライトは含まれていますが、それ以外の『赤外線』も含まれています。赤外線には細胞内のミトコンドリアの機能をサポートする働きがあります。簡単に言えば細胞内のエネルギー効率が上がります。
そして太陽光に含まれる紫外線は体内時計を整える効果があります。ブルーライトで体内時計が狂い、不眠による寝不足や眠りが浅く集中力の低下を感じている人は歪められた体内時計を太陽光で調節できます。
このように太陽光を浴びることでブルーライトによる体への悪影響を減らすことが出来ます。これが在宅勤務でも太陽光を浴びた方が良い理由です。
また、日光浴不足はメタボリック症候群の原因のひとつなのではないかと言われています。在宅勤務で体を動かすことが減り贅肉が増えて太ってしまうことを懸念している人は日光を浴びてみてはいかがでしょうか。
太陽光でブルーライトの悪影響を減らす
人類は長い間、太陽光の元で生活してきました。今でも太陽光は人体の1日のサイクルを整える上で重要な役割を果たしています。
テレワークや在宅勤務で外に出ずブルーライトばかりを浴びてしまう生活は人体によくありません。外出自粛が呼びかけられていたとしてもベランダなどで定期的に太陽光を浴びた方が良いでしょう。
日中に太陽光を浴びるのは良いことですが、夜寝る前にスマホなどでブルーライトを浴びてしまえば再び体内のリズムが狂ってしまいます。iOSのナイトシフトやWindows 10の夜間モードを活用して目の負担を軽減してみましょう。
また、パソコンの画面のブルーライトを減らしてくれるソフトを使用するという手段もおすすめです。