PLUS1WORLD

天才は幸せになれるか? 映画『イミテーション・ゲーム』感想

映画「イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密」を映画館で観てきました。

映画「イミテーション・ゲーム」は、人工知能の父と呼ばれる数学者アラン・チューリングの伝記的映画です。作中でアランは第二次世界大戦中にドイツが使用した暗号機『エニグマ』の解読に挑みます。

世間的にはアメリカンスナイパーで盛り上がっていますが、アメリカンスナイパーがアカデミー賞6部門ノミネートしているのに対して、こちらは8部門ノミネートしてます。

どちらも戦争を描いた映画という点では同じですね。以下、ネタバレありの感想です。

広告

映画「イミテーション・ゲーム」感想・レビュー

今作の見どころは、アラン・チューリングと周辺人物の人間関係や暗号解読から見た戦争の駆け引き、同性愛者のプレッシャー、少年時代に心の傷を負った天才の苦悩など多岐にわたります。

ベネディクト・カンバーバッチが演じる数学者アラン・チューリングが魅力的で、映画終盤では感情移入して胸が苦しくなりました。

私自身が暗号機や計算機が好きなので、作中に出てくるエニグマに対抗して作られた暗号解読機「ボンベ (Bombe)」の姿には興奮させられました。

アラン・チューリングが開発する暗号解読機の迫力と動きに説得力があったので、調べてみたところ映画公式サイトに、暗号解読機は「ボンベ (Bombe)」を忠実に再現したものと書いてありました。

プロダクション・デザインを担当したマリア・ジャーコヴィクは、デザインという意味でこの映画の中心となるのは、チューリングの発明した暗号解読機“bombe”であると気付く。そして、ブレッチリー・パークに行って、実際にその解読機が動作するのを見学する。ガタガタ音を立てて動く見事な機械から無数の赤いケーブルが伸びている様子を観察したジャーコヴィクは、ダイアルをぐるりと取り付けたbombeを忠実に再現した。

引用元: <公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中

映像で出てきたボンベは納得の行く出来栄えでした……。

人を理解しようとした天才の苦悩

この映画では少年時代、第二次世界大戦中、戦後、の3つの時代の視点でアラン・チューリングを描いています。

作中でチューリングは人の気持ちを上手く理解できない、いわゆるアスペルガー症候群の症状を持った人間として描かれます。

少年時代にチューリングは変わり者であるということで、いじめを受けます。そんな環境の中で出来たチューリング唯一の友人がクリストファーです。二人は次第に心を通わし始めます。

親しくなったクリストファーからお前に向いているよと教わった「暗号」にチューリングは次第にのめり込んでいきます。そして、授業中に2人は「暗号」を交わしてコミュニケーションを取るようになります。

[映画感想] レビュー, 人工知能, 国, 戦争, 映画