映画『スター・トレック BEYOND』感想・レビュー
本日より公開が始まった映画「スター・トレック BEYOND」を観てきました。
公開当日なので、平日なんですが結構人は来ていました。SF映画なので見に来ている女性は少なめでした。
以下は、ネタバレありの『スター・トレック BEYOND』の感想・レビューです。
『スター・トレック BEYOND』感想・レビュー
『スター・トレック BEYOND』最終版予告 – YouTube
4DXで観たほうが楽しめるかも
今作は映画の予告編でも描かれている通り、宇宙での宇宙船同士の戦闘シーンが多かったです。
特に、序盤のUSSエンタープライズ号が強襲されるシーンはかなり迫力がありました。
私は、通常の映画館の上映で視聴しましたが、座席が動く4DXで観たほうがより楽しめるだろうなと思いました。
近くの劇場が4DXを導入しているなら、4DXでの視聴をおすすめします。
ストーリー展開は王道
今作の主人公とも言える宇宙船USSエンタープライズ号のカーク船長。
宇宙での長旅で疲れてしまったのか「俺、船長向いてないんじゃね?」と考えるようになります。
宇宙での終わりのない調査・探索で完全に自分を見失いかけているようでした。
そんな中でカーク船長は敵に襲われたり、船を失ったり、助けようと思った相手に嘘を疲れたり、仲間を人質に取られたりされます。
かなり酷い目にあっているので、このまま主人公の精神が崩壊するのかなと思いましたが、「仲間がいるから大丈夫!」みたいな感じで普通に復活しました。状況的にかなり絶望的になのに絶望感は無かったです。
それどころか、劇中の台詞でやたら「仲間」「絆」みたいな単語が繰り返されるので、「ONE PIECE」かよ! と思いながら観てました。
敵のボスは「仲間」否定派で、仲間がいるからそれが「弱み」になるのだ! と主張しますが、最終的には主人公たちの団結によって倒されるので、完全に王道のストーリー展開でした。ひねりなしの直球でした。
スポックとマッコイのやり取りが面白い
今作ではバルカン人のスポック、ドクター・マッコイが行動を共にする場面が多く、会話も多めでした。
そのため、この二人のジョークによるコミュニケーションが多く見られ、面白かったです。まぁ、お決まりのやり取りみたいなものですね。
ドクター・マッコイに関しては、映画の終盤に医療主任とは思えないような活躍を見せていて、それが余計に笑いを誘いました。
今作でもカーク、スポック、マッコイの存在感がちゃんと際立ってていますが、この3人以外(スールー、チェコフ、スコットなど)も見せ場があるのでスタートレックのキャラクターが好きなら見て損はないと感じました。
ローテクでハイテクを倒すシーンは圧巻
映画の序盤で襲われてぶっ壊されるエンタープライズ号ですが、その時に敵が使用してくる群れで襲ってくる群体の飛行物体が恐ろしかったです。こんな相手倒せるのか? と思いました。
この飛行物体はエンタープライズ号のバリアでも防ぐことが出来ませんでした。しかし、ストーリー後半で弱点が見つかります。
なんと、単純な通信妨害で一網打尽出来ることが発覚しました。ちょっと都合良すぎな感じがします……。
ですが、大音量のラジオ放送を発信して、敵機の通信網を混乱させ一気に破壊していくシーンは、見ていて爽快感がありました。
SF的には突っ込みたいところではありますが、映像の迫力が素晴らしかったので、目をつぶることにします。(笑)
スタートレック初心者にもおすすめの映画
『スター・トレック BEYOND』のストーリーはド直球で何のひねりもないため、単純にエンタメとして楽しめました。
『スター・トレック』を全く見たことがない人には難しいとは思いますが、スタートレックに詳しくはない、スタートレック初心者にもおすすめできる作品だと思います。
2009年公開の スター・トレック を見ていれば、シリーズの話の大筋はつかめると思うので、どんな話だっけ? と忘れてしまった方は、2009年版の映画を鑑賞してから見たほうが良いでしょう。