伝説的ポップスターのイタコ映画「マイケル」感想・レビュー

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著者 今井 阿見

先日、映画館にて映画『Michael/マイケル』を見てきました。平日の早朝に鑑賞しに行ったので、座席は空いているかなと思いましたが思っていたより埋まっていました。まだ公開から1週間経っていないから割と混んでいますね。

私は音楽ファンではありませんがマイケル・ジャクソンは知っています。多くの人がそんな感じだと思います。最近ではショート動画などで彼の歌や踊りが再注目され、彼の死後に生まれた世代にも存在が知れ渡っているようです。

まさに世代を超えた認知度のポップスターの映画ですから、制作側の作品を作る際のプレッシャーは半端なかったことでしょう。そんな作品を私は見てきました。以下は、ネタバレを含んだ映画「マイケル」の感想・レビューです。

MJのイタコ映画「マイケル」感想・レビュー

映画『Michael/マイケル』最終トレーラー|6月12日(金)全国公開 – YouTube

まるでマイケル・ジャクソン本人かのように見える

マイケル・ジャクソンと言えば、歌も踊りも超絶に上手く、男性も女性も虜にするパフォーマンスと風貌。金輪際二度と現れることは無いであろう圧倒的カリスマ性。まさにキング・オブ・ポップと呼ばれるにふさわしい存在です。

そんなマイケル・ジャクソンを知る人の殆どが同じことを思っているはずです。それは「マイケル・ジャクソンの代わりなんていない」ということ。しかし、ジャファー・ジャクソンは見事にマイケルの代わりをやってのけました。

映画「マイケル」でジャファー・ジャクソンが演じるマイケル・ジャクソンはモノマネのレベルを完全に超えており、話し方も振る舞いもマイケルの面影が感じられます。まるで本人が乗り移っているのではないかと思うほどでした。

ダンスシーンも再現度が高く、ジャファー・ジャクソンがマイケル・ジャクソンに見えないというシーンが個人的には殆ど無かったので、映画「マイケル」はマイケル・ジャクソンを現世に蘇らせるイタコ映画だなと感じました。

私はジャクソン5時代のマイケル・ジャクソンについてはあまり知らないので、似ているかどうかは分かりませんでしたが、本作で出てくるマイケル・ジャクソンの子役は可愛かったです。その分、虐待シーンは辛かったですが…。

エンタメど真ん中のシナリオを選んだこと自体は正しい

映画「マイケル」のメインの話は「自分を縛り付けてくる父親から自由になる」という至極単純なものです。なので深みは無いんですが、マイケル自身がエンタメ的な人間なので、映画のシナリオもこれで良かったと思っています。

実際に映画にはマイケルの妹のジャネット・ジャクソンは出てきませんし、史実との100%の正確性は無いと思っています。全てを正しくやってしまうとエンタメ性が薄れてしまい、それはマイケル自身との客層がズレてしまいます。

本作を実際に見ると、マイケル・ジャクソンがどうして子供じみた無邪気な夢想家のようになったのか理解できるようになっています。子供時代に虐待され自由に遊ぶことも友だちを作ることも出来ず、友達は動物しかいない……。

しかし、それが実際正しいのかどうかは私たちには分かりません。あれだけ生前はスキャンダルで騒がれたマイケル・ジャクソンですが、裁判においてはすべての起訴事実について無罪を勝ち取っています。何が何だか分かりません。

さらに近年ではエプスタイン絡みで評価が変わっています。死後も評判が変わるスターですから、今後も変わる可能性すらあります。私たちは歪んだメディアを通したマイケル・ジャクソンしか知りません。実像を知る者は数少ない。

マスコミなんてのはセレブを面白おかしく騒ぎ立てるだけですし責任なんか一切取らない、だから我々の知るマイケルの実像はイメージでしかなく、殆どの人間は虚像しか知らない。更に本人は亡くなってるので死人に口なしです。

彼は本当に映画で描かれるような純粋無垢な存在だったのか? それはメディアを通さず彼と長年直接接した人間にしか分からない。実際にマイケル・ジャクソンをどう捉えているかによって、この映画の評価は変わると思います。

映画で描かれるマイケル・ジャクソンは彼の綺麗なパブリックイメージに沿っています。これが彼の実像かどうかは分かりませんが、彼の人生を楽しめる形で大衆向け作品にするという一点においては本作は成功していると言えます。

マイケル・ジャクソンを浴びよう

映画の中でマイケルは才能に溢れる光のような存在として描かれます。実際に劇中でもそのようなセリフがあり、実際にマイケルは最終的にそれを体現するような存在になっていきます。終盤のライブでの気絶者続出がそれですね。

これ以上無いほどに再現されたマイケル・ジャクソンを映画のスクリーンで見ているわけですから、終盤は映画を見ているというより、かつてマイケル・ジャクソンが放っていた光を浴びているかのような感覚になっていきます。

私はマイケルのライブを直接見たことはありませんが、そのような感覚になりました。本物のマイケル・ジャクソンは映画より凄いわけですが、もし映画がドキュメンタリー仕立てだったらこのような感覚にならなかったと思います。

世の中、戦争やら経済危機やらで暗いニュースが飛び交う中、かつてのキング・オブ・ポップをこれ以上は望めないレベルでエンタメ映画として蘇らせてくれた製作者や出演者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。

キング・オブ・ポップの再臨を見逃すな!

以上が、映画「マイケル」の感想・レビューです。見る前はミュージカル中心で内容が薄い映画かなと不安でしたが、実際に見てみればマイケル・ジャクソン本人と同様にエンタメ性に溢れ、多くの人が楽しめる作品になってました。

いま世の中は配信で映画を見ることが盛んですが、この映画は映画館で見てこそ輝きます。映画館のデカいスクリーンと大音響で見てこそ、マイケル・ジャクソンのライブを見てる感がマシマシになるので、是非映画館で見ましょう。

この映画、続編が作られるようなので、映画で描かれたマイケル・ジャクソンのその後が描かれそうです。現実で彼がマスコミからバッシングを受けるのをリアルタイムで見ていた人は心が痛みそうですが、続きが気になりますね。

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今井阿見

記事をご覧頂きありがとうございます! 当ブログ『PLUS1WORLD』の記事執筆、編集、校正、プログラミング(一部)、管理を行っているのは今井阿見(いまいあみ)という個人のブロガーです。ブログは趣味と実益を兼ねて運営しています。

私、今井阿見は30年近くゲームをプレイしているベテランのゲーマー。学生時代にパソコンでゲーム作りや映像制作を行っていたので、ゲームだけでなく、映画やアニメなどの映像コンテンツ、スマホやパソコン、ガジェットなどの分野にも興味があります。

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